白菜を収穫し終えたあと、次に何を植えればよいか迷うことはないでしょいうか。
家庭菜園や市民農園では、限られたスペースを有効活用するため、後作の選び方が収穫量や作業効率を大きく左右します。
しかし、適当に野菜を選んでしまうと、連作障害や生育不良などのトラブルにつながることもありますので注意が必要です。
この記事では、「白菜の後作に良い野菜」をテーマに、季節別に何が適しているか、更に土作りも合わせて紹介します。
これから家庭菜園を始めたい人や効率的に野菜作りをしたい方のために簡潔にまとめていますので、白菜の後作に良い野菜を選ぶ際の参考にして下さい。
白菜は何科?連作障害との関係
白菜は「アブラナ科」に属する野菜です。
アブラナ科の野菜は次の通り。
- キャベツ
- ブロッコリー
- カリフラワー
- 大根、かぶ
- 小松菜
- チンゲンサイ
同じアブラナ科の野菜を同じ場所で続けて栽培すると、特定の病原菌や害虫が増えやすくなり、生育不良や病気が起こりやすくなります。
これが「連作障害」と呼ばれる現象です。
白菜の後作では、基本的にアブラナ科以外の野菜を選ぶことで、連作障害のリスクを大きく下げることができます。
白菜の後作に良い野菜の選び方
白菜の後作に良い野菜を選ぶときに、一番は科目の違いを見ることがポイントとなります。
白菜はアブラナ科に所属します。
そのため、白菜の後作では、アブラナ科以外の野菜を選ぶのが基本です。
アブラナ科以外の科目がこちら。
- マメ科(スナップエンドウ、インゲン、大豆、小豆、空豆)
- ナス科(ナス、ジャガイモ、ピーマン、シシトウ、トマト)
- ウリ科(キュウリ、スイカ、かぼちゃ、メロン)
- キク科(春菊、レタス、ゴボウ、菊芋、フキ、ヤーコン)
- せり科(人参、セロリ、パセリ、明日葉)
アブラナ科以外の野菜の中でも特に白菜の後作に良いとされるのがマメ科の野菜です。
マメ科の野菜は根に共生する根粒菌によって空気中の窒素を土に固定する働きがあり、土壌改良効果も期待できると言われています。
そのため、白菜の後作として非常に相性が良いとされています。
一方で、ナス科やウリ科は比較的肥料を必要とするため、事前に土づくりをしっかり行うことで安定した収穫につながります。
白菜の後作におすすめの野菜一覧【季節別】
白菜の後作選びでは、季節も重要な判断材料です。
白菜は秋から冬にかけて収穫されることが多いですが、作りたい野菜によっては植え付け時期がまばらになる場合が生じてきます。
そこで、白菜の後作に良い野菜を季節ごとにまとめました。
白菜の後作におススメの春野菜
春は気温が安定し、さまざまな野菜を育てやすい季節です。
白菜の後作としては、特にマメ科や葉物野菜が適していますが、それ以外の野菜もあります。
白菜の後作におススメの野菜がこちら。
- エンドウ豆
- そら豆
- スナップエンドウ
- ほうれん草
- レタスなどが挙げられます。
これらは比較的短期間で収穫できるため家庭菜園でも扱いやすい点が魅力ですね。
マメ科の野菜を取り入れることで、土壌中の窒素バランスが整いやすくなり、次の作付けにも良い影響を与えます。
白菜の後作におススメの夏野菜
夏野菜の代表と言えば、ナス科やウリ科の野菜です。
白菜の後作に良いおススメの夏野菜がこちら。
- トマト
- ナス
- ピーマン
- きゅうり
- ズッキーニ
- かぼちゃな
- ゴーヤ
- オクラ
- モロヘイヤ
白菜の後作に良い夏野菜の種類は豊富にありますが、トマトやナス、キュウリやカボチャは肥料を多く必要とするため、植え付け前に堆肥や元肥を十分に施すことが良い作物を作るための大きなポイントとなります。
やはり、土作りは野菜作りにとってとても重要な役割であることが分かりますね。
白菜の後作におススメの秋に植える野菜
秋に作付けする白菜の後作に良いとされる野菜がこちら。
- 人参
- じゃがいも
- 玉ねぎ
- ニンニク
- 春菊
ジャガイモは、比較的暖かい地方に限られますが、温暖化の影響で関東地方北部でも近年はジャガイモの二期作が可能な地方も見受けられます。
関東地方北部の場合は、ジャガイモを初夏に収穫したら、すぐに秋の収穫を目指して種イモを植え付けると一年で二度のジャガイモの収穫が可能となります。
それだけ、温暖化が進んでいる証拠かもしれませんね。
参考までにお試し下さい。
後作前にやっておきたい土づくり
白菜の後作を成功させるためには、土づくりが欠かせません。
収穫後の畑は、根の残渣や養分の偏りが生じているため、そのまま次の作物を植えると生育不良につながることがあります。
基本的な手順としては、まず残った根や葉を取り除き、土をよく耕します。
その後、完熟堆肥や腐葉土をすき込み、必要に応じて苦土石灰を加えて土壌pHを調整します。
土壌の回復を重視する場合は、次のような方法も有効です。
-
緑肥作物(クローバー、ヘアリーベッチなど)を育ててすき込む
-
1か月程度の休耕期間を設け、微生物の働きを促す
-
堆肥と有機質肥料を併用して土の団粒構造を改善する
これらを組み合わせることで、次の作物が根を張りやすくなり、安定した生育につながります。
まとめ:白菜の後作を成功させるためのポイント
白菜の後作に良い野菜を選ぶためには、単に作りたい野菜を決めるのではなく、土と季節に合った作物を選ぶ視点が欠かせません。
アブラナ科を避け、マメ科やナス科、ウリ科などを上手にローテーションに組み込むことで、連作障害を防ぎ、安定した収穫につなげることができます。
さらに、土づくりを丁寧に行うことで、次の作物の生育環境が整い、家庭菜園全体のレベルアップにもつながります。
白菜の後作として、年間計画を立てる際の参考になれば幸いです。


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